川越市の姉妹都市である、オッフェンバッハ市との姉妹都市締結25周年行事に参加するため、11月はじめ、約20名の川越市民の皆さんと一緒にドイツを訪問しました。新鮮な驚きだったことが幾つかあります。
① どんな田舎に言っても電柱がほとんど見当たらない!高圧線も極めて少ない。所によっては、牧場の中を電線が2条だけ集落から集落まで引いてあるところもあったが、集落の入り際で地中化している。また、1軒の家から隣の家に、というやりかたで各戸に電線を引いている村もわずかであるがあったが、いずれも電柱がない。
② ゴミが殆ど落ちていない。バスで移動している間、目にしたペットボトルや、缶の数は5日の間に数個であった!
電線の地中化は、オッフェンバッハ市の第二市長に聞いたところでは、電気が普及し始めた頃からその方針でやってきたとのこと。つまり100年以上前からか?
ゴミがないのは、デポジット制度の導入と、ゴミの減量化を利益誘導的によってやっているため。
 ビン、缶、ペットボトルのゴミを減らすには、やはりデポジットしかないという思いを強くしました。
それにつけても、私が散歩でよく歩く、田んぼの中の小川には、車から投げ捨てた、あるいはわざわざ持ってきて捨てて行ったビン、カン、ペットボトルのゴミが本当に多いのには考えさせられます。冷蔵庫や、テレビなどの家電製品、古タイヤ、バッテリーなども捨ててあることがあります。全て、デポジットにして、使い終わったもの、古くなったものを持ち込めばお金になるという仕組みを造れば、きれいに解決することは明白です。今の、家電リサイクル法は、使い終わったものや古いものを引き取らせるのに、廃棄しようとする時点で(ユーザーが)処理費用を払うという、デポジットとはあべこべのシステムになっているのです。何でこんなシステムを作ったのでしょうかね?