今週火曜日(6月30日)の夕方、所用があり、久しぶりに飯田橋に行きました。予定の時間まで30分以上早く着いてしまったので、神楽坂上の赤城神社におまいりして、境内で時間をつぶそうと考えて赤来神社に行きました。なんと!神社が跡形もなく消えてしまっていました。神社の由来は良く覚えていませんが、かなり古い歴史のある規模の大きい神社で、境内は大きな木が何本もあって、裏手には藪もあり、自然が残っている場所でした。それが、工事現場の塀で囲まれ、醜く太い幹を途中でちょん切られた欅の木が4~5本くらいしか残っているだけで、しばらくあっけに取られてしまいました。
境内には、古い建物を利用した洒落た喫茶というか飲み屋さんがあり、夏の夕方テラスでビールを飲んだら最高!という場所もあったのに・・・・。(実は、当日宴会予定でその前にビールを飲んでしまおうかという気もあったのです。)
裏に回ってみたら、神社の計画を書いた板があり、そこには、「マンションと、神社本殿、社務所を作る。マンション部分ついては、定期借地権が終了したら(50年後ということですよ!!)、杜を復活させる。」という趣旨のことが書いてありました。
神社やお寺の敬虔な雰囲気は、古い大木や杜の持つ神秘性が醸し出しているのに、マンションの一隅かその隣にコンクリート製又は石造りの社殿があっても、ちっとも有難味はないと思いますよ。全く残念です。